生クリームを購入したものの、使い切れずに賞味期限が迫ることがありますよね?
泡立てて保存するのは面倒だと感じることもあるでしょう。
ここで一つの便利な方法をご紹介します。
ただし、冷凍する際には注意すべきポイントがいくつか存在します。
この記事では、
- パックのまま生クリームを冷凍する方法
- 解凍する際の手順
- 冷凍生クリームを活用するおすすめのレシピ
を紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
未開封の生クリームをそのまま冷凍保存する方法
未開封の生クリームを液体のまま、パッケージごと冷凍する方法をご紹介します!
購入したばかりの生クリームは、開封せずにそのまま冷凍庫に入れることができます。
パッケージを開けずに保存する際、中身が膨張することを心配されるかもしれませんが、通常は問題ありません。
これまで無理に使い切る努力をしていた方も、この簡単な保存方法で、もっとストレスフリーに料理を楽しめるようになりますよ!
余った生クリームを液体のまま効率よく冷凍する方法
家庭で生クリームを使い切れずに余ってしまったことはありませんか?
そんなとき手間は少し掛かりますが、生クリームを分けて冷凍保存する方法がおすすめです。
使いきれずに残ってしまったとき、離乳食用の小分けトレーが便利でおすすめです。
市販の製氷皿を使ってもいいですが、離乳食用のトレーを利用すると、もう少し多めに分けて保存できます。
トレーに生クリームを注ぎ、フタをして冷凍庫で凍らせれば、簡単に小分けできてしまいます!
凍った生クリームはジップロックなどの密閉できるバッグに移して保管すると、スペースを取らずに保存できます。
この方法なら、必要な分だけを簡単に取り出して使うことができ、非常に便利です。
生クリームを液体のままパックで冷凍する方法:保存期間と注意点
生クリームをそのままパックで液体状態に冷凍することは可能ですが、その際の保存期間や賞味期限、解凍後のそのまま使えるのかなど使用方法について疑問を持つ方も多いでしょう。
これらの疑問を解決し、乳製品セールでの購入計画に役立つ情報を提供します。
保存期間と注意事項
生クリームを冷凍することにより、理論上は長期保存が可能ですが、現実にはいくつか注意すべき点があります。
生クリームは冷凍庫内の臭いを吸収しやすく、長期間保存すると味に影響が出ることがあります。
そのため、解凍後は特に風味が強い料理に使うか、できるだけ早めに使用することを推奨します。
ホイップするなら冷凍はNG
生クリームをホイップする場合は、液体のままでの冷凍を避けることが大切です。
なぜなら、解凍後にホイップをしようとしてもうまく泡立たず、質感が悪くなり分離してしまうからです。
また、解凍した生クリームを加熱せずにそのまま使用することは推奨されません。
ホイップする予定がある場合は、冷凍する前にしっかりとホイップしておき、解凍後に緩くなってしまうので固めにホイップすることが理想的です。
ホイップした生クリームの冷凍は、ハンドミキサーを使用すると簡単にできます。
小分けにして冷凍すると、使用する際に必要な量だけを簡単に取り出せます。
一口サイズにして冷凍すると、アイスクリームのように楽しむことができてそれだけでデザート感覚で食べられます。
保存方法はこちらです。
② その上からさらにラップをかぶせ、大きなジップロックなどに入れて冷凍庫で保存します。
③ しっかり固まったらジップロックなどで密閉状態を保って冷凍保存します。
これにより、臭い移りを防ぎつつ保存できます。
解凍後は加熱!
パックのまま、または液体状態で生クリームを冷凍保存する際に最も注意すべき点は、解凍後の使い方です。
以前にも述べたように、冷凍した生クリームをホイップすることはできません。
さらに、解凍しても加熱しないでお菓子作りに利用するのは避けたほうがいいでしょう。
特にホイップせずに、ムースやティラミスなどの加熱しないお菓子に冷凍生クリームを使うと、舌触りが悪くなり、思わしくない仕上がりになることがあります。
お菓子作りで生クリームを使用する場合は、加熱するお菓子や料理に使うと、美味しくいただけます。
生クリームを冷凍保存して解凍するまでの方法
液体状態の生クリームをパックに入れて冷凍した場合、解凍する方法は主に2つあります。
- 冷蔵庫でじっくりと解凍する方法
- 料理中に冷凍状態で使用する方法
1. 冷蔵庫で解凍する場合
パックのまま冷凍した生クリームを解凍する際は、冷蔵庫内でゆっくりと時間をかけるのが安全です。
常温で解凍すると生クリームが傷む可能性があるため、推奨されません。
冷凍状態で使用する場合
この方法は、シチューやトマトクリームソースなど、生クリームを多く使用する料理に適しています。
生クリームを小分けにして冷凍しておくと、料理時に必要な量だけを簡単に使えて便利です。
多く使用する料理用に、大きめに分けておくのもありですね。
もうひとつのホイップ生クリーム解凍する方法
ホイップ生クリームの場合、解凍には通常、冷蔵庫で2~3時間を要します。
冷蔵庫の一番冷たい部分で解凍すると、最も良い状態で味わえます。
使用を急ぐ場合でも、常温や電子レンジでの解凍は避けるべきです。
冷凍生クリームを活用した便利なレシピと使い方
冷凍した生クリームは、そのままの生使用には向きませんが、加熱調理には最適です。
ここでは、パックのまま冷凍した生クリームを使って美味しく料理するレシピを紹介します!
- シチュー
- グラタン
- カルボナーラ
- トマトクリームソースのパスタ
これらの料理に冷凍生クリームを使うことで、パックひとつをまるごと活用し、料理にコクと深みを加えることができます。
特に、グラタンやシチューは牛乳で作ることが多いですが、冷凍生クリームを加えることでより豊かな味わいになります。
もし余分に購入してしまった生クリームがある場合や、賞味期限が迫っている場合には、これらのレシピで日常の料理に特別な風味を加えることができますよ。
また、余った生クリームを使った簡単なスイーツレシピも紹介します。
これらは、食後のデザートや特別なおやつとして楽しむのに最適です。
冷凍生クリームを使ったチーズケーキ
チーズケーキの作り方
パックのまま冷凍された生クリームを使って、簡単に美味しいチーズケーキを作ることができます。
生クリームは事前に冷蔵庫でゆっくりと解凍してください。
このレシピは18cmのケーキ型に適しています。
材料
- クリームチーズ:200g
- バター:30g
- オリーブオイル:20g
- 砂糖:70g
- 卵:6個
- 冷凍レモン(国産):1/2個
- 生クリーム:200ml
- バニラエッセンス:適量
作り方
- ケーキ型にバター(分量以外)とオリーブオイルを塗ります。
- 国産レモンを皮ごとすりおろします。
冷凍レモンがない場合は、半分の生レモンを絞ります。
※国産レモンは香りがいいのでできれば国産がおすすめ - 室温で柔らかくなったバタークリームチーズ、オリーブオイル、砂糖をよく混ぜます。
- オーブンを160℃で予熱します。
- ③に溶いた卵、すりおろしたレモン、生クリームを順に加え、しっかり混ぜます。
- ⑤の混ぜ合わせた生地を型に流し入れ、軽くたたいて空気を抜きます。
- オーブンで約50分間焼きます。
焼き色を見ながら時間は適宜調整してください。
このレシピで、ふんわりとしたレモン風味のチーズケーキが完成します。
思ったよりも簡単にできますのでお試しを!
冷凍前の生クリームを使ったアイスクリーム
アイスクリームの作り方
冷凍しなくても余った生クリームを使って、子供たちも喜ぶアイスクリームを簡単に作ることができます。
材料
- 生クリーム:200ml
- 冷凍イチゴ:250g
- グラニュー糖:80g
- レモン汁:大さじ1
作り方
- 生クリームに20gのグラニュー糖を加えてしっかりホイップします。
- 冷凍イチゴに残りのグラニュー糖とレモン汁を加え、必要に応じてつぶします。
- ホイップした生クリームに②を加え、よく混ぜ合わせます。
- ③を保存容器に入れ、冷凍庫で固めます。
- 完全に固まったらアイスクリームの完成です。
特に夏休みなどには、このアイスクリームを子供たちといっしょに作るのがおすすめです。
冷凍イチゴを使うことで、手軽に美味しいアイスクリームが楽しめます。
冷凍イチゴは旬の安売りのときなどに購入して冷凍しておくと、いつでも食べられてイチゴ好きにはたまりません!
【まとめ】生クリームを液体状態でパックのまま冷凍する方法と注意点
生クリームは、ホイップしてから冷凍するのが一般的ですが、液体のままパッケージに入れて冷凍保存することもできます。
冷凍生クリームの注意点は以下の2点です。
- 冷凍した生クリームはホイップすることができなくなります。
- 冷凍生クリームの最適な利用方法は、加熱して調理することです。
これを理解しておけば、余った生クリームを無駄にすることなく上手に利用できます。
保存期間は約2~3週間となりますので、食品の無駄を減らすのに役立ちます。
解凍後はそのまま加熱料理に使用できるため、忙しい方にも簡単に利用できる方法です。
新鮮な生クリームはホイップに使用し、冷凍した生クリームは調理やお菓子作り(加熱必須)に役立ててください。
この保存方法をぜひ試してみてください。